GⅠレース特集(女子)
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- 第3回競輪祭女子王座戦
第3回競輪祭女子王座戦
優勝者:佐藤水菜選手(神奈川県・114期)
11月19日から始まった『第67回朝日新聞社杯競輪祭』。開催3日目の21日に『第3回競輪祭女子王座戦』の決勝戦が行われました。
予選、準決勝で特に安定した強さを見せてきたのは新旧のナショナルチーム。東京の梅川風子選手は2日間逃げての1着。またここまで今年全てのGⅠを制覇している神奈川の佐藤水菜選手も先行・捲りで連勝で決勝進出を決めていました。
決勝メンバーはご覧の通り。
1佐藤水菜(神奈川)
2梅川風子(東京)
3大浦彩瑛(神奈川)
4那須萌美(宮崎)
5仲澤春香(福井)
6坂口楓華(愛知)
7尾崎睦(神奈川)
連勝の2人のワンツーがまず人気を集め、続く人気としては佐藤選手と大浦彩瑛選手の組み合わせ。大浦選手は初めての競輪祭の中、初日1着で3連単35万超の高配当を叩き出していました。
号砲が鳴り、まず⑥坂口選手が抜け出します。続いて④那須選手、⑤仲澤選手、②梅川選手と続いていきました。人気の中心①佐藤選手は連日積極的な②梅川選手の後ろを確保しましたが、そこに⑦尾崎選手も追い上げ5番手で並走となりました。並走は2周回まで続き、⑦尾崎選手が②梅川選手の前まで上昇、②梅川選手は引いて5番手に。
隊列は⑥④⑤⑦②①③で落ち着いたかと思いきや、残り2周前に②梅川選手が1車上がって尾崎選手の前に入り
⑥④⑤②⑦①③で打鐘を迎えていきます。
前で⑥坂口選手、3番手⑤仲澤選手、4番手で②梅川選手が車間をあけ後ろの動きを警戒していきます。①佐藤選手が②梅川選手の後ろまで上昇し再びそこが並走になる中、3番手にいた⑤仲澤選手が打鐘2センターあたりから仕掛けていきました。
残り1周先頭にいた⑥坂口選手を⑤仲澤選手がとらえ、また後方から①佐藤選手も⑤仲澤選手めがけて仕掛けていて②梅川選手は立ち遅れる展開に。最終1コーナーでは⑤仲澤選手を捲り、⑤仲澤選手が①佐藤選手の番手に。③大浦選手は終始佐藤選手マークで追走を試みていましたが、つき切れず外に浮かされてしまいます。
先頭を走る①佐藤選手に喰らいつく⑤仲澤選手でしたが3コーナーで接触し落車し、⑥坂口選手、⑦尾崎選手、③大浦選手がそこに巻き込まれ4選手が落車。
落車を避け内を追い込んだ②梅川選手が迫りましたが、①佐藤選手が振り切っての優勝となりました。
この優勝で年間グランドスラムを達成した佐藤水菜選手。グランプリを優勝し前人未到の年間グランプリスラムが次なる目標。
このままの圧倒的力で偉業達成なるか、はたまた最後の最後にそれを阻止する選手が現れるのか、注目のガールズグランプリは12月29日に行われます!
記事:木三原さくら