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GⅠレース特集(女子)

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第3回パールカップ

優勝者:佐藤水菜選手(神奈川県・114期)


6月17日から岸和田競輪場で行われた高松宮記念杯競輪でガールズケイリン2つ目のGⅠ『第3回パールカップ』が開催されました。

男子選手の高松宮記念杯競輪同様に、東西に分かれて予選と準決勝戦が行われるこのGⅠ。


初日の予選から落車や事故レースもあり、高速バンクで繰り広げられる戦いは厳しいものでした。

西の予選では福岡の児玉碧衣選手が5着で敗退し、また、東の勝ち上がりではナショナルチームで共にパリオリンピックを目指し挑んだ佐藤水菜選手と太田りゆ選手、梅川風子選手のぶつかり合いもありました。


高松宮記念杯開催3日目の最終12R。決勝戦に勝ち進んだのは以下の7名。

1佐藤水菜(神奈川)

2仲澤春香(福井)

3尾崎睦(神奈川)

4竹野百香(三重)

5梅川風子(東京)

6柳原真緒(福井)

7奥井迪(東京)


予選から連勝は佐藤水菜選手。2日とも後方から仕掛けて前を一気に飲み込2着の選手と9車身、6車身と差をつける圧勝劇を見せていました。

また、GⅠ初出場ながら初勝利も決め決勝選出を果たした仲澤春香選手や、3度目のGⅠで初決勝を決めた竹野百香選手など、若手選手の台頭も感じるメンバー構成となりました。


スタートは⑦奥井選手が前を取り、続いたのが②仲澤選手。3番手は内に①佐藤選手、外に④竹野選手で少し並走がありましたが、①佐藤選手が引いて4番手に収まりました。

隊列は

7 2 4 1 3 5 6

で落ち着き、そのまま打鐘を迎えていきます。


最終ホーム手前、①佐藤選手が5番手から一気のカマシ、2番手にいた②仲澤選手もそれを見て反応しましたが、①佐藤選手にあわせることはできません。

1センターでは⑦奥井選手もとらえて先頭に立った①佐藤選手。後ろを追いかけていた③尾崎選手も2番手にくらいつき、そして6番手から捲ってきた⑤梅川選手も③尾崎選手の外まで上昇してきました。

最終3コーナーから2センターあたりでは①佐藤選手に③尾崎選手も迫るシーンもありましたが、①佐藤選手が踏み直して後ろを振り切り、パールカップ完全優勝を決めました。


佐藤選手はこれで昨年の競輪祭での女子王座からGⅠ3連続優勝。今年2つ目のタイトル獲得を完全優勝で決め、その圧倒的強さを再び見せつけました。


記事:木三原さくら