発走まであと 時間

GⅠレース特集(女子)

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第3回オールガールズクラシック

優勝者:佐藤水菜選手(神奈川県・114期)


まだ肌寒さの残る岐阜競輪場で4月25日から3日間に渡ってガールズケイリンGⅠの幕開けとなる開催『第3回オールガールズクラシック』が行われました。

3日制のこの開催は初日に5つの予選競走とシードレースである「ティアラカップ」が行われ、2日目に準決勝3レース、そして決勝戦へと勝ち上がっていきます。


初日ティアラカップでは最終ホームから仕掛けた佐藤水菜選手が後続を振り切って1着スタート。しかし2日目の準決勝ではその佐藤選手を後方に置き、先捲りで勝ったのは児玉碧衣選手。佐藤選手に先着したのは1年8ヶ月ぶりということで、児玉選手の復活の気配を感じた一戦にもなりました。


決勝戦は以下の7名が勝ち上がりを決めました。

1児玉碧衣(福岡)

2梅川風子(東京)

3小林莉子(東京)

4佐藤水菜(神奈川)

5細田愛未(埼玉)

6柳原真緒(福井)

7石井貴子(千葉)


スタートは少し牽制が入り、その中で前にでたのは③小林選手。続いて①児玉選手が続き、3番手は内に④佐藤選手、外に⑤細田選手で並走となりました。

④佐藤選手が1車引いて4番手になり、隊列は

3 1 5 4 2 6 7

となりました。

残り2周手前から⑦石井選手が上昇し4番手に入り、打鐘となりました。


5番手から④佐藤選手が動き、それに反応し2番手から①児玉選手も動いて④佐藤選手の番手に飛びつく流れに。しかし、④佐藤選手を追っていた②梅川選手と並走になり残り1周を迎えていきます。


逃げる④佐藤選手。2番手以降は並走が続き、2コーナーから2番手外にいた②梅川選手が捲りを打ち④佐藤選手に並びかけましたが、④佐藤選手がそれを合わせきり、そのまま1着入線。勝負どころから包まれ動けなかった①児玉選手がそのまま流れ込み2着、3着はその後ろにいた③小林選手で決着となりました。


「競技でもやっている得意な展開になった」と優勝インタビューで話した佐藤選手。ナショナルチームとの両立の中、世界と戦う佐藤選手の経験と巧さを感じる決勝戦でした。

「欲を言えばめちゃくちゃかっこいい強い勝ち方をしたかった」とも話した佐藤選手。

まだまだ引き出しがあると思わせられファンは歓喜しましたが、選手たちにとっては『打倒サトミナ』に向けてより一層の対策が求められることになりそうです。


記事:木三原さくら