GⅠレース特集
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- 第68回オールスター競輪
- 第34回寛仁親王牌世界選手権記念
- 第67回朝日新聞社杯競輪祭
第40回読売新聞社杯全日本選抜競輪

優勝者:脇本雄太 選手(福井県・94期)
2月21日から4日間にわたって2025年最初のGⅠ『第40回読売新聞社杯全日本選抜競輪』が豊橋競輪場で行われました。
連日豊橋競輪場ならではの冬の強い風が吹き、また2日目には雪が降りつけるなど、厳しいバンクコンディションの中、各地区から選ばれた選手たちがハイレベルな激戦を繰り広げました。
その中でGⅠの舞台での層の厚さを見せたのは近畿勢。出場した16名の内準決勝進出を12名が決め、さらに決勝には6名が勝ち上がってきました。
以下の9名で行われた決勝戦。
1古性優作(大坂)
2吉田拓矢(茨城)
3深谷知広(静岡)
4南修二(大阪)
5眞杉匠(栃木)
6村田雅一(兵庫)
7寺崎浩平(福井)
8三谷将太(奈良)
9脇本雄太(福井)

近畿勢は大阪兵庫と福井奈良に分かれ、3分戦に単騎という構成になった決勝戦。スタートは①②⑦の3名が上昇し、関東ラインが前受け。
の位置どりで周回を重ねていきます。
残り2周で①古性選手が上昇。それを前で突っ張る⑤眞杉選手。①古性選手のラインは中団に収まり、⑦寺崎選手のラインは後方6番手に引いて打鐘を迎えました。そのまま⑤眞杉選手の先行となりむかえた残り1周。最後方だった③深谷選手がうちをすくって6番手まで上昇、7番手まで引いた⑦寺崎選手は2コーナーあたりから捲りを仕掛けますが、前段で⑤眞杉選手の番手から②吉田選手も縦に踏み、それによって3番手から捲っていた①古性選手は浮いて苦しい展開に。
4コーナー先頭で回ってきたのは②吉田選手でしたが、外粘り強く⑦寺崎選手も踏み、さらにその外を⑦寺崎選手をマークしていた⑨脇本選手が追い込み1着ゴール。2着に⑦寺崎選手、3着には単騎③深谷選手という結果になりました。
脇本選手はこれでGⅠグランドスラムを達成。またグランプリも優勝していることから『グランプリスラム』も達成し、競輪選手初の偉業達成となりました。
2025年の幕開けのGⅠを制した脇本雄太選手。また寺崎選手も2着に入ったということで賞金ランキングとして好スタートを決める結果となりました。

記事:木三原さくら


