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2020 / 12 / 30 水曜日
発走予定時間
11R 16:30
GP発走まで
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GIレース決勝回顧 第29回 寬仁親王牌

第29回 寬仁親王牌 脇本 雄太 (94期/福井)
2020年10月15日~10月18日 前橋競輪

脇本雄太が今季GⅠ優勝2回目!

  • 10月15日から4日間にわたって前橋競輪場で行われたGⅠ『第29回寬仁親王牌 世界選手権記念トーナメント』。1990年に前橋で行われた「世界選手権自転車競技大会」に由来するこの開催は自転車競技での活躍で出場のチャンスが得られるGⅠです。
  • しかし先行基準の一つである『全日本プロ選手権自転車競技大会(通称「全プロ」)』が新型コロナウィルス感染拡大の影響により中止となり、例年の選考基準との変更を余儀なくされた今年。初日のメインレース「日本競輪選手会理事長杯」は昨年のKEIRINグランプリ2019のメンバーで行われることとなり、結果的にファンにとってはまたとない機会となりました。
  • その理事長杯から想像を遥かに超えたレースを我々は見ることとなります。
  • 残り2周から先行態勢に入った脇本雄太選手を後方にいた新田祐大選手がすかさず叩きに行きます。打鐘から競輪界トップ、日の丸を背負った日本代表選手同士の壮絶なもがき合い!後続は引き離され、唯一うまく追い上げられたのは郡司浩平選手のみ。脇本選手と新田選手の踏み合いは脇本選手に軍配があがりましたが、初日から圧巻にレースを見せつけられました。高速バンクと言われる前橋競輪場でハイレベル・ハイスピードなレースが連日行われました。
  • また平塚競輪で行われるKEIRINグランプリ2020まで残るGⅠは2つということで賞金争いも気になるところ。決勝戦2着でも約1500万円の賞金を獲得できるということで、勝ち上がりの結果、そして決勝戦の結果次第でランキングの大幅な変動も予想され、今年の激戦となっている賞金争いにも注目でした。
  • 迎えた決勝戦。勝ち上がってきたのは以下の9名
  • 1
     脇本 雄太 選手 (福井)
  • 2
     山田 英明 選手 (佐賀)
  • 3
     郡司 浩平 選手 (神奈川)
  • 4
     東口 善朋 選手 (和歌山)
  • 5
     新田 祐大 選手 (福島)
  • 6
     山田 庸平 選手 (佐賀)
  • 7
     松浦 悠士 選手 (広島)
  • 8
     橋本 強 選手 (愛媛)
  • 9
     守澤 太志 選手 (秋田)
  • ラインは
  • 7
    8
     
    5
    9
     
    3
     
    1
    4
     
    2
    6
    (初手の並び)
  • 残り3周、後方から山田兄弟ラインが上昇し、前を切ります。
  • 単騎の郡司選手もそれに続いていき、松浦選手が引いて4番手、新田選手6番手、脇本選手が後方8番手となりました。
  • それぞれのラインが少し車間を切り互いの出方をうかがう中、残り2周手前から松浦選手が誘導を切り先頭に立ちます。
  • しかし少しペースを落とし流しているところを後方から脇本選手―東口選手の近畿ラインが叩き、打鐘で先行態勢にはいります。
  • 前にいた松浦選手は脇本選手ラインと車間が空いてしまい、そこに新田選手が入り脇本選手を追っていきます。
  • 新田選手の後ろの守澤選手は離れ、4番手を松浦選手が追う形となりましたが、脇本選手の先行に後続選手はなかなか車間が詰まらず、後方になってしまった郡司選手も仕掛けますが6番手いっぱい。
  • 脇本選手、続く東口選手、そして新田選手の3人でのゴール勝負かと思われました。
  • しかし残り半周のバックからじわじわと脇本選手と東口選手の間が空いていき、その後ろから3コーナーで新田選手が捲りを仕掛けるも届かず、1周半誰にも主導権を譲らず、脇本選手が先行逃げ切りを決めての優勝となりました!
  • また決勝戦を終えて2着に入った新田選手は賞金ランキング10位へのジャンプアップ。
  • 3着だった東口選手は大幅ランクアップも現在16位。
  • 開催前11位だった守澤選手は9位で圏内に、5位だった郡司選手は6着、8位だった山田英明選手は7着でしたが、ランキングは変わらずという結果になりました。
  • 残すGⅠはあと一つ。11月18日から6日間にわたって行われる『第62回朝日新聞社杯競輪祭』です。
  • 前半3日間にはガールズGPのトライアルレース、そしてポイント制の一次予選から始まる競輪祭。現在のグランプリ圏内の選手がそのまま出場を決めるのか、はたまた大逆転があるのか、どんなドラマが待っているのか今から楽しみです。
  • その競輪祭終了後、ガールズグランプリを走る7名、そしてKEIRINグランプリを走る来年のS級S班が決まります。いよいよ年末の平塚競輪に向けて今年1年の争いも佳境に入ってきました!残る2か月競輪界から目が離せません!
記事:木三原さくら